「自動車保険の保険料、高すぎるかもしれない…」と感じつつも、手続きの面倒くささから毎年そのまま更新していませんか?

実は、何も見直さずに同じ保険に入り続けている人の多くが、年間で数万円もの損をしている可能性があります。特に、加入してから数年が経過している場合、ライフスタイルや年齢条件が変わっているにもかかわらず、高い保険料を払い続けているケースが非常に多いのです。

この記事では、自動車保険の平均相場とあなたの現在の保険料を比較し、なぜ保険料が高くなってしまうのか、その原因を徹底解説します。8分ほどで読める内容ですが、実践すれば次回の更新から数万円の固定費を浮かせることができるはずです。


1. あなたの保険料は高い?自動車保険の「平均相場」

「自分の保険料が相場より高いのか安いのか」は、他人の数字と比較してみないと分かりません。まずは一般的な年間保険料の相場を確認しましょう。

年齢別の平均相場

年齢年間保険料の目安
20歳以下(全年齢対象)約10万〜15万円
21〜25歳約6万〜9万円
26歳以上・30〜50代約3万〜5万円
60代以上約4万〜6万円

車種・ナンバー別の平均相場

車種年間保険料の目安
軽自動車約3万〜4.5万円
コンパクトカー・ミニバン(5ナンバー)約4万〜6万円
大型ミニバン・高級セダン(3ナンバー)約5万〜8万円

※車両保険(自分の車の修理代を補償)を含めた場合の目安。車両保険なしなら2〜3万円安くなります。

私の保険料を、この表に当ててみた

せっかくなので、私自身の数字も出しておきます。

私は地方に住んでいて、車は毎日の通勤と移動に欠かせない生活必需品です。手放すという選択肢はありません。それでいて、加入してから一度も保険を見直したことがありませんでした。だから保険料についても、「まあ、高くも安くもないだろう」と漠然と思っていただけでした。

今回この記事を書くにあたって、上の表と自分の保険証券を初めて並べてみました。

年間保険料車両保険
昨年(新車を購入した年)62,000円あり
今年59,000円なし

車はコンパクトカー・ミニバン(5ナンバー)です。表の目安は「約4万〜6万円」。車両保険ありの62,000円は、相場の上限、あるいはそれをわずかに超えるあたりということになります。

なぜ今年になって車両保険を外したのかも、書いておきます。新車に乗り始めたばかりの頃は、自分がまだその車に慣れていないぶん、ぶつけたり擦ったりする可能性が高いと考えていました。だから最初の1年は付けておこう、と。1年乗って車の感覚がつかめてきて、その不安が薄れたので外した、という順番です。

この記事の後半では「新車・ローン残あり→車両保険あり」という一般的な目安を紹介しています。私の判断はそれとは少し軸が違っていて、車の価値ではなく、自分の運転の慣れのほうを基準にしました。どちらが正解というものでもないと思いますが、こういう決め方もある、という一例として書いておきます。

そして、もうひとつ引っかかったのが下がり幅です。車両保険を外したのに、年間で3,000円しか下がっていない。 上の注釈には「車両保険なしなら2〜3万円安くなります」と書いてあるのに、です。

ただ、ここは単純な引き算で判断してはいけません。理由は2つあります。

  1. 昨年と今年では等級が1つ進んでいる:保険料は等級によっても変わるため、そもそも同じ条件同士の比較になっていません。等級が進んだぶんの値下がりも含まれた数字なので、車両保険を外したこと自体の効果は3,000円より大きいはずです。
  2. ドライブレコーダー特約を付けている:この特約のぶん、私の保険料はもともと割高になっています。

さらに言えば、年齢条件と運転者限定は「本人限定・35歳以上限定」で、最も安くなる側の設定をすでに済ませてあります。それでこの金額です。

なので、「損をしていた」と結論づけるつもりはありません。まだ何とも言えないからです。ただ、自分の保険料は相場より高いのかもしれない、とこのとき初めて思いました。 見直したことがない人ほど、この「一度疑ってみる」という段階そのものを飛ばしているのだと思います。


ご自身の「現在の年間保険料」と見比べてみてください。

「30代で軽自動車なのに年間7万円払っている」「26歳を過ぎているのに相場より明らかに高い」

こうした場合は、十中八九、不要な補償がついているか、保険会社の選び方を間違えています。


2. なぜ高くなる?保険料が上がる3つの原因

原因①:「年齢条件」や「運転者限定」が古いまま

自動車保険には、運転する人の範囲を狭めることで保険料を安くする仕組みがあります。

  • 年齢条件:「全年齢」「21歳以上」「26歳以上」など
  • 運転者限定:「限定なし」「本人・配偶者限定」「本人限定」など

20歳のときに車を買い、26歳を過ぎた今も「全年齢対象」のままにしていませんか? 年齢条件を「26歳以上限定」に変更するだけで、保険料が3割以上安くなることも珍しくありません。

「誕生日を迎えたのに契約を変えていない」というのは、最ももったいない未見直しポイントです。

原因②:今の車の価値に見合わない「車両保険」がついている

車両保険は事故で自分の車が壊れたときに修理費を補償してくれますが、保険料全体の約4〜5割を占めるほど高額です。

ここで知っておくべきことがあります。

「古い車には、高い車両保険をつける意味が薄い」

車両保険で支払われる上限額は車の「時価」で決まります。購入から10年が経過した中古車や、市場価値が数万円に下がった車に年間数万円の車両保険をかけ続けるのは、合理的ではありません。

原因③:保険料が割高になりやすい「代理店型」を契約している

自動車保険には大きく2つのタイプがあります。

タイプ特徴代表例
代理店型ディーラーや保険ショップを介して契約東京海上、損保ジャパンなど
通販型(ダイレクト型)ネットや電話でユーザーが直接契約ソニー損保、SBI損保など

車を買ったディーラーで勧められるがままに代理店型の保険に入っているなら、そこは見直しの余地が大きいポイントです。代理店型には人件費・店舗維持費・手数料が上乗せされるため、補償内容が同じでも通販型より保険料が高くなる傾向があります。その差が年間2〜4万円になるケースもありますが、これはあくまで幅のある話で、契約条件によっては差がもっと小さいこともあります。

「ネット型は事故対応が不安」と思われるかもしれませんが、今の時代、ロードサービスや事故対応の体制は代理店型も通販型も大きな差はありません。

そう書いている私自身が、代理店型です

正直に書いておくと、私の契約は代理店型です。馴染みの自動車修理店を通じて入っていて、分類上はまぎれもなく代理店型にあたります。そして先ほど書いたとおり、これまで一度も見直したことがありませんでした。

ただ、自分で書いておいてなんですが、「ディーラーで勧められるまま入った」のとは少し性質が違うとも感じています。修理も車検もその店に任せていて、その付き合いの延長線上に保険がある。何かあったときに顔の見える相手がいるというのは、保険料の数字には表れない価値です。

ですから、この記事では「代理店型=必ず損」とまでは書きません。傾向として通販型のほうが安くなりやすいのは確かですが、例外もありますし、金額以外の理由で代理店型を選ぶ合理性もあります。

大事なのは、その差額がいくらなのかを知ったうえで選んでいるかどうかです。知らないまま払い続けているなら、それは「選んだ」ことにはなりません。私自身がまさにその状態でした。


3. 自動車保険の見直し手順3ステップ

ステップ1:保険証券を手元に用意する

今契約している保険の「保険証券」を用意してください(ネット管理の場合はマイページにログイン)。

チェックすべき項目:

  • 現在の等級(1〜20等級)
  • 現在の年間保険料
  • 補償内容(対人・対物、車両保険の有無、特約など)

ステップ2:補償内容の「いる・いらない」を仕分ける

補償判断基準
対人・対物賠償必ず無制限(削ってはいけない)
人身傷害補償3,000〜5,000万円が目安
車両保険新車・ローン残あり→あり。登録10年以上→なしを検討
弁護士費用特約必須(もらい事故の際に役立つ)
その他特約他の保険と重複していないか確認

ステップ3:複数社から見積もりを取る

条件が決まったら、必ず3社以上の見積もりを比較しましょう。保険会社によって、軽自動車が安い会社・走行距離が短い人ほど得をする会社など、強みが全く異なります。

1社ずつ入力するのは大変なので、一括見積もりサービスを活用するのが最も効率的です。

私も、今回が初めての一括見積もりでした

手順を偉そうに書いてきましたが、私自身は一度も見直したことのない人間でした。なので、この記事を書くにあたって、生まれて初めて一括見積もりを申し込んでみました。

そして、結果はまだ届いていません。 いくら下がるのか、あるいはほとんど下がらないのか、この記事を書いている時点では分かっていません。分かり次第、この記事に追記します。

正直なところ、仮に安い見積もりが出たとしても、すぐに乗り換えるとは限りません。馴染みの修理店との付き合いがあるからです。それでも申し込んだのは、「今払っている金額が適正なのかどうかを知らないまま払い続ける」のは違うと思ったからです。

安くなるかどうかは、やってみないと分かりません。私もまだ分かっていません。

おすすめ一括見積もりサービス3選

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サービス名特徴
保険スクエアbang!最大20社を一括比較。利用者数No.1クラスの老舗サービス
保険の窓口インズウェブソニーグループ運営。最大20社から一括見積もりが可能
カカクコム自動車保険比較価格.com運営。条件別ランキングで最安値を探しやすい

3サービスとも無料で利用できます。1つだけでなく複数のサービスを使うことで、より多くの保険会社を比較できます。

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4. よくある3つの疑問

Q1. 保険会社を変えたら等級はリセットされる?

A. いいえ、等級は引き継がれます。 現在15等級なら、別の保険会社に乗り換えても15等級(無事故なら16等級)からスタートできます。ただし、満期日から7日以内に次の保険手続きを完了させる必要があります。

Q2. 有効期間の途中でも乗り換えはできる?

A. できます。 残りの期間に応じた保険料が解約返戻金として戻ってきます。ただし、基本的には「満期日のタイミング」での切り替えが最もスムーズでお得です。

Q3. 通販型は事故のときの対応が悪いって本当?

A. それは一昔前の話です。 現在の大手通販型保険会社は、24時間365日の事故受付はもちろん、警備会社(ALSOKやSECOM)と提携して事故現場にスタッフが駆けつけるサービスを標準装備しています。


まとめ:まずは「いくら安くなるか」数字を確かめよう

自動車保険の見直しでやることはシンプルです。

  1. 今の条件(等級・補償内容)を確認する
  2. 不要な補償を外す(古い車の車両保険・過剰な特約)
  3. 複数の通販型保険会社で見積もりを比較する

スマホの料金を見直して月2,000円節約するのも嬉しいですが、自動車保険なら一度の見直しで年間3〜5万円浮くケースがゴロゴロあります。しかも補償の質は落とさずに、です。

浮いたお金を貯金・投資に回すもよし、欲しかったものを買うもよし。まずは具体的な数字を確かめることから始めてみましょう。私の見積もり結果も、届いたらこの記事に追記します。

なお、この記事は自動車保険を見直す際の一般的な考え方と筆者個人の状況の紹介を目的としたものであり、特定の保険会社・商品の利用を推奨するものではありません。保険料や補償内容は年齢・車種・契約条件によって異なりますので、実際の見直しにあたっては複数社の見積もりを比較したうえでご判断ください。


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